福田総理のおみやげシリーズ「やっくんのねじれ餅」を食べました。「やっくんのビンボーくじで福が来た!」はイマイチでしたが、この胡麻のねじれ餅はなかなかおいしいです。
ねじれ国会は、相変わらず進展がないですね。国会はそもそも話し合いの場なので、与野党がしっかり協議するのはあたりまえなのですが、実は、これまでそういうことが実務的にできていなかったのがよくわかりました。
先日ご紹介した『日本の統治構造』の一節を思い出しました。
日本の政党の特徴は、このように多くの活動が党本部で行われていることでもある。とりわけ与党経験の長い自民党においては、党本部での活動が、実質的な立法活動であるといってもよい。
諸外国にも、政党によっては立派な党本部の建物を持つところがあるが、これほど党本部の、とりわけ日常的な政策審議機能が重要な意味を持つ国は稀である。p.82
日本では実質的な議論が党で行われてきたために、議会ですりあわせをするノウハウが十分でなかったんですね。
たとえば、通常国会(150日)に提出される法案は100本程度。ほぼ2日1本以上のペースでこなさなければ処理できません。それを「オープンな場で議論する」というのはわかるのですが、実務的に追いつけるかどうか…。
国会が動き出すのに、時間がかかりそうです。
では。