新宿のメトロプロムナードが、「Wonda」にジャックされてました。
缶コーヒー戦争が、いよいよ街に出てきましたね。アサヒ飲料は、所ジョージ+小倉優子から、仲間由紀恵にバトンタッチ。彼女の真っ赤なドレスが、缶のラベルとマッチして、強烈な印象を与えます。円柱にまきつけたポスターが、ちょうど缶コーヒーのようにみえるのが秀逸ですね。
アサヒ飲料は、2005年上期に大手清涼飲料メーカー各社でもナンバーワンの伸び率を達成しそうで、下期のメーン商品の缶コーヒーをさらに伸ばそうとしています。
一方、首位のコカコーラ「ジョージア」も、久々にラベルを変えましたね。まだ、「何を」変えたのかが伝わってこないのですが、アサヒの攻撃をどう受けるのか楽しみです。
先日のセブンイレブンの清涼飲料値下げの記事とあわせて考えるのも面白いですね。日本の人口は、減少に転じる。しかも、清涼飲料を飲む若い層が減ってくる。サプライチェーン下流にある小売は寡占が進み、値下げ圧力が高まっている。予測されるのは、メーカー側の合併ですね。先日のポッカのMBOもこうした文脈の中で捉えるべきなんでしょう。こうしたシェア争いが高まる中で、主戦場の缶コーヒー市場での宣伝合戦がヒートアップしているわけですね。
マーケティング担当者の腕が、会社の命運を分ける時代となりました。
では。