植物性ベーコンを食べてみました。以前、植物性ハムを食べたときには、おいしくなくてガッカリしていました。ヴィーガン食品は増えてきましたが、やはり物理的に薄いと肉の歯ごたえを再現するのは難しくなると思いました。
まずは、取り出すのにちょっと手間取りました。赤みの部分と白身の部分別に作って合わせているので、分かれてしまうためです。
焼いて食べるのですが、油をひかなければいけません。原料が大豆やエンドー豆なので当たり前なのですが、見た目がベーコンに寄せてあるので、面倒だなと思うのが不思議です。
2分ほど表裏を焼くと、カリカリになりました。食感は想像以上にベーコンに近かったです。ただ、塩気が足りません。これは調味料で補えばいいのですが、これもオリジナルのイメージに引っ張られるのですね。
ヴィーガンでない私からみると、何もこんな苦労をしなくても、大豆には美味しい食べ方がたくさんあるとは思いました。オランダでも豆腐を見かけるようになりましたが、日本のようにおいしい絹豆腐はなかなか手に入りません。納豆もしかり。
ただ欧州の食事ではやっぱり、肉がごちそうなのでしょうね。当該商品の図にもあるように、いまのベーコンを使った食品に「同じように」使ってもらうことに商売上の意味があるのだと思います。改めて食事というのは文化に依存しているのだと実感しました。
では。