日本から帰ってきて、改めてオランダは自由だと感じました。さまざまな問題を抱えてはいますが、人に迷惑をかけないかぎり何をしてもいいというのを実感します。
日本でいえば、マスクでしょう。厚生労働省が外で十分な距離が保てる時には要らないと言っているのに、ほとんどの人がマスクしていました。日本は公共善のためには、進んで自分の自由を諦めますね。
一方、オランダの自由を感じる場所のひとつは、図書館でしょう。日本だと、パソコンが使える机は限定されたりします。オランダはどの机でPCを使うのも自由。パンを食べてもいいし、コーヒーマシンも設置されています。話をするのもOK。声がおおk一方、オランダの自由を感じる場所のひとつは、図書館でしょう。日本だと、パソコンが使える机は限定されたりします。オランダはどの机でPCを使うのも自由。パンを食べてもいいし、コーヒーマシンも設置されています。話をするのもOK。声が大きければ、静かにしてほしいと頼みます。万事、大人扱いです。
面倒だと思うこともありました。たとえば、Quiet room。ここは、静かにすることが義務付けられている部屋で、話をすることが許されません。問題が起こったのは、コロナ発生後です。それまでは、普通に入口の扉を閉めていたのですが、ノブを不特定の人が触ることになるので、開けっ放しにする人がでてきました。私は、どちらでも構わなかったのですが、オランダ人が一々、私に話しかけてくるようになりました。「ドアを閉めろ」、「ドアを開けてもいいか」
日本なら図書館の職員が張り紙をしてオシマイでしょう。しかし、オランダ人は、その場のルールはその場にいる人が話し合って決めるという思考が徹底しています。だれが、権威者でルールを決められるのかと最初に考える日本人とは対象的です。社会全体からみたら、かなりの無駄な時間ではありますが、それが自由のコストなのだなと思います。