アムステルダムのテクノロジー・コンベンションTNW に行ってきました。表の主役は人工知能。オープニング・アクトも、ChatGPTとの対話をプロモーション映像に取り込んでいました。登壇者が「ChatGPT使ったことある人?」とアンケートとっていましたが、ほぼ全員が起立してました。
裏の主役は、中国でしょう。WPPの創業者、Sir Martin Sorrell氏は、あなたのような成功者になるために何をしたらよいかと問われ、コーディングと中国語を学べと述べていました。
人工知能でノーコードが普及しようとも、コンピューティングを理解するには、コーディングが不可欠。この会場に来るような若者は、欧州の言語は複数できます。世界市場に打って出る時、インドは英語で行けるので、中国語を学べというわけなのだと思います。
しかし、中国本土からブースを出している会社をみかけませんでした。香港のブースはありましたが。
Global Startup Ecosystem Reportも発表されていましたが、中国の都市がランキングを落としていました。
要因を分解したものは、下図のとおりです。
北京は、資金調達とつながりで、低い点になっていますね。ロックダウンしてましたから、当然ではあるのですが。
東京は、マーケットリーチが低いですね。東京でユニコーンが暴れてないからでしょうか。
アムステルダムは、ベルリンに抜かれましたが、欧州のスタートアップを牽引しています。起業家の交流地になっているのは、今回のTNWでもよくわかりました。