オランダの公共交通に、デビット(クレジット)カードで乗車できるようになります。12月までにということなのですが、一部のバスなどは、すでに対応を始めています。
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ロンドンでも体験できていることではあるのですが、車両、料金、本数などはオランダが上回っていますので、素晴らしいサービスになることでしょう。
今回も感じるのは、オランダの「あるべき姿に着地させる力」でしょう。「切符を買うのも、電子決済」という本質を見抜ければ、切符も銀行決済にすべきとわかるはずです。しかし、日本では、2001年にSuicaで非接触決済で先行したものの、未だに前払式です。
もう、オランダではほぼデビットカード払いなので、現金をATMから引き出すことはほとんどありません。しかし、日本に帰った時は、ATMから現金を引き出し、なぜか、紙幣を券売機に食べさせてSuicaにチャージするしかありません。
オートチャージがあるという話ではなく、デジタルとは何かを突き詰めれば、途中にアナログが入るフローにはならないのです。
どこの国に行っても、最初に迷うものの一つが、切符です。一日券がいいのか。目的地まではどうやって買うのか。間違って買って、無賃乗車で捕まったら、シャレになりません。
それが、来年の1月以降は、切符を買わずに路面電車に乗り、デビット・カードをかざせば、あとはシステムが処理してくれます(日本のデビットカードが、対応していることを願っています)。Google (Apple) Payに対応していれば、スマホをかざすだけで終わるでしょう。
割引きっぷには、まだ対応しないようですが、あのストレスから解放されるだけでも、御の字です。
日本語の読めない外国人が、楽に日本の電車に乗れる日は、いつ来るのでしょうか。