代替財としての配車サービス

2年ぶりにマレーシアのジョホール州に行き、驚いたことの2つ目は、配車サービスが、レンタカーの代替財になったということです。ジョホールのイスカンダル計画で開発している面積は 2,217 k㎡東京都と同じぐらいあり、シンガポールの3倍あります。2012年、何も知らずに行った時には、遭難しそうになりました。あまりに広く、公共交通機関が、使い物になりませんでした。次のバスが一時間後とかザラでした。そもそも、バス停に時刻表がないのですが。

なので、レンタカーを1日 200 RM (6千円)で借りないと、複数箇所には行くのは難しいのでした。

今回も、車を借りようとしたのですが、在庫ゼロ。やむなくグラブ・タクシーを使ったのですが、全く問題ありませんでした。まずは、通信回線。マレーシアは、1日、1GB、3RM(90円)と安いです。SingTelは、30日、1GB、5SGD(400円)でローミングを提供しています。スマホ・アプリで、クリックすれば、隣の国で、シンガポールと同じ番号で使えるのは便利です。

呼んでからの待ち時間も、短時間した。だいたい2~3分です。特に、フォレストシティは、中心地から離れていて、さすがに厳しいと思っていましたが、3分で来てくれました。

料金も、1分=1km=1RM(27円)ぐらい。ジョホールは、高速道路が発達しており、最高速度も110kmのため、平均60km/h ぐらいは出ます。なので、10km先の目標地点へ10分乗ると、10RM(270円)ぐらいで住みます。今回は、24時間で4回乗車。合計70kmで75RM(2千円)だったので、1.07 RM/km。レンタカーの3分の1の支出で収まりました。

異国での運転は、疲れます。実は、前回レンタルしたときには、こすってしまい、マレーシア警察のご厄介にもなりました。半日潰れるリスクも考えれば、配車サービスの利用価値は、さらに高まります。

2012年創業のGrabは、7年間でしっかりと成長していました。レンタカー会社は、抜本的な対策を打たないと、経営が厳しくなると感じました。

では。