CCTV4(中国中央電視台の中国語国際放送)を見ていたら、G20に出席する胡錦濤首相をトップニュースにしていました。(ビデオは、CCTVではありませんが、雰囲気は似ています)。北京五輪同様、これまでG8と微妙な距離感だった大国にとって、G20は国威発揚の舞台であるのが伝わる内容でした。
印象深かったのは、各国首脳と握手する映像。ブッシュ米大統領、メドベージェフ露大統領、ブラウン英首相などとの映像は映りましたが、日本、韓国の首脳は映りませんでした。20地域もの首脳の集まるので、全員を映せないのはわかるのですが、要は常任理事国なんですね。このメンバーでの合意作りは難しいですね。
一方、インターネットで各国のニュース映像を見れる現在、古典的な玉虫色決着が難しくもなってますね。かつては、外交官が交渉の場と国内とを切り分けて話すこともできました。キーワードの翻訳を各国で微妙にずらして、国民を納得させることもありました。
しかし、映像は正直です。たとえ、言葉はわからなくても、映像を見れば各国の本音が伝わります。日本の「YouTube外交」を担う部署は、どこでしょう?
では。