世界報道自由度ランキングが更新されました。
報道自由度ランキング、日本70位でG7最低と国境なき記者団 首位はノルウェー
国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は3日、2024年の世界各国の報道自由度ランキングを発表した。対象180カ国・地域のうち、日本は昨…
日本がG7最低とか報道されてますが、まずは、177カ国もランキングをカバーしていることに敬意を評したいです。日本のメディアでエリトリアを語れる人は少ないでしょうから。
結果をみると、権威主義的な国のランクが低いですね。
Index
RSF's World Press Freedom Index aims to compare the level of press freedom enjoyed by journalists and media in 180 count...
国境なき記者団は、パリが本部。平等核家族の価値観に沿うところの順位が高いのは当然です。
日米蘭の評点をレーダー図にしてみました。数値がうまく変換できませんでしたが、たとえば、オランダの政治は88.41 点です。
オランダは総合得点で5位。普段メディアを見ている限り、報道が制限されている印象はありません。国王でも、シェルのCEOでも、厳しい質問をしています。
日本の点数が低いのが、まず政治。記者クラブ批判ですね。これは既存のメディアが改めてくれればすぐに改善します。
次が社会面。これはメディアが空気を読む点ですね。ジャニーズの問題を指摘したのはBBCだったので、反論できません。
経済面は、クロスオーナーシップ規制がないこと。メディアの寡占を指摘しています。これも、メディアがなおせばよいことですね。
取材の安全については高得点になっています。
通常、報道の自由度が低いというのは、政府が記者を逮捕する的なことです。WSJでは、ロシアがアメリカ人記者を捕まえている批判広告を定期的に見ます。
wsj.com
内容をよく見ると、日本の報道自由度が低い原因は、政府というよりも、メディア側にありますね。これは珍しいのではないでしょうか。