OECDの病床数とコロナ感染者数

医療崩壊の緊急度を知るために、病床数とコロナ感染者数の関係を調べてみました。

病床数はOECDのHospital beds の最新年のデータを使いました。
https://stats.oecd.org/Index.aspx?ThemeTreeId=9

本来なら、感染病床数を使うべきでしょうが、見当たりませんでした。

コロナ感染者数(Active)は、こちらのデータを使いました。
https://www.worldometers.info/coronavirus/

まだ、治療している(Active cases) が、病床数の何%かの順に並べてみました。

そもそも、普段から8割ぐらいは、ベットを使っているでしょうから、この数値が15%を超えたあたりから、ギリギリなのではないかと推察します。

トップは、アイスランド。2位のルクセンブルグもそうですが、小国は、そもそもバッファーなどなく、瞬間沸騰しているのがわかります。報道では伝わってこないですが、この2つの国の医療現場が、最も深刻なのではないかと推察します。

スペイン、イタリア、スイスが深刻なのは報道通り。ノルウェー以下の欧州諸国も、限界なのでしょう。

アメリカがまだ13%ですが、地域差があるのだと思います。

ドイツ、フランス、イギリスは、さすが、大国です。大変だとはいえ、まだ一桁。本来なら、スペイン、イタリア、スイスを支援しなければならなかったのではないでしょうか。後年、検証されると思います。

日本は、0.1%ですね。たしかに、Japan Paradox ではあります。