【本】日本電産永森重信社長からのファックス42枚

日本電産永森重信社長からのファックス42枚

川勝 宣昭 プレジデント社 2016/11/29

永守社長の下で働いた著者による永守語録解説。

経営者たるも者、コストの原単位を頭に叩き込めp.89
名刺の値段、コピー1枚の値段、1キロワット当たりの電気代など。

明日から伝票を見よ p.93

困難は解決策を連れてやってくる p.100

8月を黒字にせよ p.103

管理会計でいえば、損益分岐点分析。もっとも赤字の大きい月の固定を回収できる限界利益はいくらか把握できれば、固定費を減らすか、限界利益を上げるか目処がつきます。

2割の社員の支持があれば、改革は成功する p.114

訪問件数を月100件にせよp.120

売上高=訪問件数✕受注率✕受注単価

訪問件数なくして、売上は上がらない。

メーカーらしいと思ったのは、市場単価の値下がりを織り込んで、減価削減に取り組んでいるところ。p.153 ただの値下げ交渉に終わらせないため、10%値下げした先には15%発注を増やすようにするのだとか。

築城3年、落城3日。品質不良が会社を食い潰す。p.163

タカタをみて、新たにそう思いますね。

花の咲かない冬の日は、下へ下へと根を伸ばせ

では。