佐藤可士和 日経 2007/9
アートディレクターの整理術。タイトルに違和感がありますが、扉の写真を見ると、たしかにスッキリさせるのが仕事なのがわかります。
p.72 出かけるときは手ぶら。持ち歩くのは
- 携帯電話
- 自宅の鍵
- カードケース
- 小銭
自宅に帰ったら、かばんを毎回からにするというのも、具体的で適切なアドバイスだと思います。入れっぱなしのもの多いですしね。
デスク周りについては、「定位置厳守」 板前さんが、カウンターをスッキリさせるメタファーで表現しています。p.87
名刺はプロジェクトごとの整理なんですね。ま、これは職種によるでしょう。
PCのファイルは、名前のルールを提唱していますね。Google Desktopではありませんでした。
ノウハウ的な部分は、前半だけで、後半はクライアントとのやりとりを引用しながら、情報の整理、思考の整理について述べています。明治学院のケース・スタディが、紹介されています。近所に住んでいたこともあり、そのデザインセンスは、すごいなと思ったのですが、その背景にはこんな整理術があったんですね。
要するに、どうやって本質(センターピン)を見抜くかということなのですが、アートという視点からみると、わかりやすいんですね。
では。