風車の理論

SAPIO SAPIO(2007/5/9)P.39で大前研一さんが、マッキンゼーの「風車の理論」について書いていました。

『最強のビジネスマン講座』
第90回 
彷徨える6000兆円ホームレスマネーが向かう途上国、高利貸し、不動産

 東京ミッドタウンや、新丸ビルのことを考える上で参考になると思います。


 世界経済は、風車のような同心円で、その羽が地域を指し、風車の内側から、為替、債券、株式、不動産と商品が並びます。
 風車の理論
 この心は、同心円の内側に行くほど、世界が連結されており、外に向かうほどローカルだということです。 

ところが2000年以降、特にこの1?2年は「風車の理論から」逸脱した商品、すなわち風車の外側の経済を内側にドライブする商品がたくさんでてきた。

 ということで、REITや、複数の地域をまたぐファンドを例として挙げています。
 不動産に関していえば、その国で最も魅力のある一等地に投資が集中しており、その例として、ボスポラス海峡に面した邸宅、外灘、チェルシーなどが紹介されています。
 東京の都心に立派なビルが建つのは、こうしたマネーのおかげなのですが、その資金は津波のように押し寄せては去るのであり、不動産の回収期間は、本来数十年であることを考えると、そのゆり戻しも考えておかなきゃなと思いました。

では(^^)/^

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