フジテレビ月9、『CHANGE』の最終回を観ました。よかったですね。以前にもお話しましたが、タイミングがよかったですね。日本の政治が変わっている中で放送だったので、現実の政治を考える契機になりました。
現実の政治は、小泉内閣→安倍内閣→福田内閣と、どんどん改革が交代しているはずなのに、郵政民営化→公務員制度改革・社会保険庁解体→公務員制度改革基本法案閣議決定と、どんどん大胆な改革を決定している。この静かな革命が進む中で、国民との平易なコミュニケーションに挑む首相というのは、政治の原点を思い出させてくれました。
ラストのスピーチは、政治家の本来の役割、説得の大切さが伝わってきました。日本の政治家は、利害調整を根回しで解決してきましたが、言の葉で住民をリードするという訓練をあまりにしてこなかったと思います。街頭での演説を聞きますが、心に響く人は、少ないですね。ドラマでは、脚本家が練っただけあって、格調高いスピーチになっていました。
このドラマに恋愛感情は必要なかったと思いますが、この時間帯ですので、これはしかたないところ。政治家は、テレビで支離滅裂な言い争いを続けていますが、これはもう十分です。年金、健康保険など、国民の重要事項では、ぜひ、責任者がテレビカメラに向かって、一世一代のスピーチをしてほしいと思いました。
では。