J.Y.パーク氏(1971-) の話は、この40年の音楽市場の変化を実感できるものでした。

J.Y. Parkが選ぶJ-POPの名曲7選&番外編 世界一受けたい授業
23年11月11日「世界一受けたい授業」ではゲストのJ.Y. Parkがスゴイと思ったJ-POPの名曲を7曲&番外編を自ら解説という事で一覧でまとめてご紹介。
そもそも、韓国は日本の大衆文化を法律で禁止してました。ネットもない時代、海賊版で日本の音楽を聞いていたことになります。私が知っていた韓国の歌も数少なく、全く分断された市場でした。
「洋楽」という言葉があったのも、80年代の特徴で、私もとにかくアメリカ(で流行っている)の曲を聞いていました。パーク氏は桑田佳祐を絶賛し、レイ・チャールズが『いとしのエリー』をカバーしたことに触れていました。
私がアメリカの国際会議に行った1989年のことです。アメリカから参加した学生が、Sukiyaki 以外に日本の曲を知らなかったのを鮮明に覚えています。Ray Charlesのカバーは、日本でしか知られてませんでした。
そんなオジサンが、アメリカの女の子がBTSに夢中になっているのを見ると、世の中変わったと思います。ネットで世界がつながりすぎて、毎日、炎上しているような状況ですが、おたがいの国のことを知れるのはやっぱり、いいことだと思いました。