LE SSERAFIMのミュージックビデオを見ました。
公開から28時間時点での再生回数は18百万回。コメント数が49千件です。驚くのは、コメントの言語数。
英語、韓国語、日本語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、ベンガル語、インドネシア語と世界中に渡っています。中国語がないのは、YouTubeが遮断されているからなのでしょう。
アーティストは実社会に先行することがしばしばありますが、これが2022年の垂直立ち上げなのでしょう。新製品発売日当日に、これほど文化の違う人々に、高評価を書き込んでもらうにはどうしたらよいか。
ひとつの原動力が、HYBEのYouTubeチャンネルでしょう。登録者数6500万人。一昔前のツール、ハガキでDM送ろうとしたら、1通100円と仮定しても65億円。それぐらいのコストをかけなければ、届きませんでした。それが無料どころか、逆に収入を得られます。
映像の力もありますね。オジサンの若い頃、音楽を流行らすには、ラジオや有線経由の「音声」で届ける必要がありました。今は、映像。1分間の映像には、文字情報に換算して180万文字分の情報量があるとか言われますが、圧倒的な情報を届けることができます。
もう、うかつに本を読めとは言えないですね。生まれた時からYouTubeがある世代は、物事を理解するのに、まず映像から入ります。新製品の使い方も、YouTubeの解説を見るのが最もわかりやすいですね。ま、私は本の素晴らしさは語っていきたいと思っていますが。
LE SSERAFIMがどんなグループなのか、文字で説明していたら、こんな前向きな反応はとても得られなかったでしょう。彼女たちがどれほど美しく、ダンスと歌がうまいかは、見てみなければわからないのですから。