原油が史上最高値を更新するのが、ニュースでなくなってきましたね。ＯＰＥＣ事務局長が、「原油高騰、供給不足が原因でない」とコメントしましたが、たしかに第一次石油ショックの時と異なり、産油国が出荷をとめて、供給が足りなくなっているわけではありません。
NYMEXの先物価格をチャートにしてみました。
足元が１３３ドルまで上昇しているのもさることながら、８年先の価格がついており、2016年12月物が、１４２ドルをつけているのが驚きです。
経済学の教科書は、ここまで価格が上がれば、採掘のインセンティブも上がり、長期的には供給が増えて、価格が調整されると教えてくれるわけですが、原油市場では、そうはなっていないようです。供給が増えても、８年の長きにわたって堅調な需要が続くと市場は見ているわけで、企業も政府も腰の据わった対策が必要なのがわかりますね。
では。(^^)/~
