【映画】クラッシュ

クラッシュ
クラッシュ

 『ミリオンダラー・ベイビー』の製作と脚本のポール・ハギス監督によるヒューマンドラマ。アカデミー賞作品賞受賞。久々の休日を楽しみたい人には、イマイチかもしれませんが、これからアメリカに留学するという方は、ぜひ。


 ロサンジェルスを舞台にアメリカが抱える差別問題に切り込んでいます。昔は、Black vs. Whiteという単純構造だったものが、今は、ヒスパニック、アラブ、アジアと複雑になってきているのがわかります。これだけの複雑な話を映画にまとめるには、相当な脚本の腕が必要なのですが、それに成功しています。
 たとえば、テレビの収録のシーンで、黒人の役者の話し方が、黒人らしくないと撮りなおす場面がありました。私は、昔、留学していたときに、英語の先生に、アメリカの方言を教えてくれとお願いしたところ、うまくかわされたことがありました。本人に確認したわけではないですが、今考えれば、インストラクターが、教室というパブリックな場所で、方言を指摘することは、差別と受け止められかねなかったのかなと思います。
 建前としてはないことになっているが、厳然と存在する差別。なれてこれば、友達が教えてくれるのですが、初めて留学する時には、誰も教えてくれません。ミネアポリスの刑務所を見学した時に、囚人がほとんど黒人だったのには、驚きました。差別の問題は、こういう経験の積み重ねで感覚を知るしかないところがあります。
 活字にするにも問題がありそうですね。そういう意味では、こうした映画が一番の教科書なのかなと思いました。 

では(^^)/^

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