欧州中央銀行が、0.75%の利上げを決定しました。各国の中央銀行が金融引締を加速しています。
ECB、初の0.75%利上げを決定 インフレ抑制優先 - 日本経済新聞
【フランクフルト=南毅郎】欧州中央銀行(ECB)は8日の理事会で、政策金利を0.75%引き上げると決めた。0.75%の上げ幅はユーロが誕生した1999年以降で初めて。欧州ではウクライナ危機に伴う資源高...
私が経済学を学んだ30年前の知識でいえば、金融緩和は「痛み止め」でした。景気循環の波を穏やかなものにする効果があり、後にインフレの原因となっても、やる意味があると。
これまでの金融緩和は、大規模かつ長期間に及ぶものでしたので、「痛み止め」が切れたときの苦しみは、私達が経験したことのないものになるのは、想像できたものでした。
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目下、オランダは10%を超えるインフレですが、これまでの緩み方からすれば致し方ないコストです。コロナ禍で利上げは民主主義国家では不可能でしたので。
日本の金融引締への転換が、世界のセントラルバンカーにとって最も難しいものの一つになることのは、論をまたないでしょう。失われた30年と言いますが、黒田総裁が株と債券を600兆円も買って(痛み止め)なければ、さらに悲惨なことになっていたはずです。10年もモルヒネを打つなら、2年不景気を我慢した方がマシだったという考えは横に置き、この転換を成功させなければなりません。東郷ターンならぬ「黒田ターン」 皇国の興廃この一戦にありです。
600兆円を市場を混乱させずに売るという。日銀の秋山好古の秘策は如何に。