Archive for 6 月 2009
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中学生で月面歩行を目の当たりにした世代としては、マイケルの死は、ほんとショックです。改めて彼の作品を「観た」わけですが、20年経っても、「観られる」ことが彼の偉大さを象徴していると思いました。
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雇用の常識「本当に見えるウソ」
海老原 嗣生 プレジデント社 (2009/5)
リクルートOBが、データを示して雇用の常識を検証します。
いかに風評が強力かという例として、未成年の凶悪犯罪を挙げています。
殺人のピークは1960年で、当時は直近(03~07年)の約6倍
強姦の58~67年の平均は年4000件超。直近は約120件
など、意外と思う数字が並んでいます。
終身雇用は崩れた
派遣が増えて正社員が減った
というような労働界の常識にデータを示します。
現在と生産人口が同じだった1984年と比較すると、正社員は108万人(3.2%)増えているのですが、非正規社員1128万人増えています。(p.57) 雇用者が増えて、自営業・経営者が598万人も減っているんですね。単純に正社員が減って、非正規社員が増えたというのではありません。
検証されるのは、
終身雇用は崩壊していない
男子正社員の50代25年勤続率は51.2%
長期勤続年数でみた場合、日本とEUはほぼ同じ
転職は一般化していない
ここ20年では1~2ポイント上昇したのみ
就労者のシェアが、非正規、女子で高まったため、全体の転職率が高まった
若者の就労意識は30年前のまま
大学卒業後3年での離職率はもともと高かった
本当の成果主義なんて日本に存在しない
などなど、この1年でメディアをにぎわせた話題の多くの根拠が薄いのがわかります。原因を考えると、やはりTVですね。絵になりやすい映像に世論が引きづられるんですね。
では。
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10万年の世界経済史
A Farewell to Alms
by Gregory Clark
日経BP社 (2009/4)
「10万年間の世界経済史」が説明されているわけではありません。技術進歩が人口の増加によって打ち消される「マルサスの罠」(Malthusian trap)。産業革命の後になぜ、「マルサスの罠」から脱出できたのかを考えます。
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名刺管理ASPを紹介していた熊谷さんのブログを読んでの思いつきです。私が信じている迷信のひとつに、
世の中は、アーティストに追従する
というものがあります。歌手や、デザイナーは、世の中の最先端を常に意識しているため、世の中の半歩先を行くことがよくあります。
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音楽は自由にする
Musik macht frei
坂本龍一 新潮社 (2009/2)
教授ぐらいの大物になると、天才で終わってしまいたくなるところですが、この本を読むと、家族、時代、場所からの影響がよくわかって興味深いです。
月刊誌『エンジン』のインタビュー集ですが、ひとつの物語としてスっと腑に落ちる書になっています。
表題を見て思い出すのは、Auschwitzの”Arbeit macht frei”。音楽を軸としながらも、2つの自由を感じます。母親に言われてピアノを始めたり、YMOに誘われてバイト感覚で参加したり、受身な自由。
一方、学生運動に参加したり、大島監督に音楽担当を志願、矢野さんと結婚するなど、自分のやりたいことをやる自由。
2つの自由が織り成す物語が、教授の人生に深みを与えています。
家族の影響も興味深いですね。父、坂本一亀氏は、三島由紀夫などを担当した編集者。目を合わせたのが高校になってからというほど、厳格な父。教授のバックグランドに文学の教養があるのはわかりますが、表現者として文字を選んでいないのも面白いところです。
YMOがらみでは、「同じ言葉を持つ人たち」p.108がなるほどと思いました。教授は系統立てた勉強で音楽の知識を身につけたのですが、細野さんとかは、そういう勉強をしてないのに、その核心を体得している。
マイケル追悼でいえば、p.135で触れている”Behind the Mask” マイケルver. がThrillerに入るかもしれなかったんですね。
では。
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