多摩動物公園に行ってきました。広々としていいところですね。最近いくつか動物園を回ったので、これまで行った動物園をレビューしてみます。
結論から申しますと、日本の動物園は、外国人観光客誘致という視点で再構築できるのでは?ということです。
今まで行ったなかで、一番強烈だったのは、やっぱり、マサイマラ。
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これは、反則ともいえますが、No.1。日本人は檻を作って動物を入れますが、ケニアは区域を作って人間をどかします。ランクルに乗りながら、遠くに象やキリンをみると、ジュラシック・パークに来たような感動。学ぶべきは、私のようなバックパッカーからお金持ち用までさまざまなサービスを提供して、外国人観光客を取り込んでいることです。高級ロッジでコンチネンタル・ブレックファーストを取ったあとに、気球でサファリ見学とかもありますので。
人工で作った動物園といえば、シンガポールも頑張ってました。シンガポールのような都市国家に動物なんていませんよね?というツッコミをよそに、赤道直下にPolar Bearを連れてくる根性は見習いたいところです。熱帯という地の利を生かした環境つくりも感銘を受けました。樹木が大きい。それが魅力。温帯から来た外国人は、それだけで嬉しくなってしまいます。暑すぎて気が滅入るのは、ナイトサファリを作って挽回しています。
日本では、旭山動物園が良かったですね。切り口の勝利。寒帯であそこまで観光客を惹きつけるのはさすが。
それに引き換え上野動物園は、失われたXX年的なノリになってませんでしょうか。首都圏の遠足Destinationとしては、多摩、井の頭ともに完成の域にありますが、少子化が見えていたのに、あらたな成長軸を捉えられなかったと思います。
東京に3つあるのであれば、ひとつは外国人観光客用にテコ入れするというのもありではないかと。寒帯や熱帯から来る観光客にとってみれば、温帯の動物園も新鮮かもしれませんので。多摩は敷地が広いので、思い切ったことできそうですね。新宿から300円ちょいで行けますし。ミシュランに三星つけられてから、高尾山に気づくような情けないことになるまえに、先手打ってみてはと思います。
では。