オランダ人と自転車

 オランダのスーパー最大手、アルバートハインに行ったら、電動自転車を特売してました。

 キャッチは、「仕事に戻るセール」オランダ人は、長々とバカンス取りますし、仕事に戻るとなると、自転車を新調するんですね。€296も割引になっていますが、お値段€1399(20万円)!イオンが電動自転車セールやるとしたら、8~10万円ぐらいではないでしょうか。

 ワッフルも、パンケーキもペッタンコなオランダ。あらゆることに節約する国民性を勘案すると、自転車にかけるお金は「大盤振る舞い」です。自分でこげばタダだからという噂はあるものの、きっとリセールバリューも考えて、費用最小化を考えているのでしょう。世界で、国民よりも自転車が多い唯一の国、面目躍如なのでありました。

 オランダでは、40分以内なら自転車通勤圏です。コロナで電車が使えなくなった時、学校は40分以内で来れるなら、自転車通学を指定してました。50過ぎのオジサンは、自転車を漕ぐと息があがるのですが、オランダのおばあちゃんは、私を一気抜きしていきます。

 オランダ人は雨が降っても傘をささないのですが、土砂降りの中をトーゼンのようにカッパを着て自転車通学する女学生を見ると、この国の打たれ強さは、この教育のおかげでは?と思うほど。仕舞いには、オランダ人の健康と自転車を結びつける考察も。

https://www.ecf.com/news-and-events/news/how-dutch-love-cycling-benefitting-nation

 今年は、ツール・ド・フランスもオランダのチームが制しましたし、「国民の足」であることに間違いありません。