COVID-19: Government Response Stringency Index(オックスフォード大学新型コロナウイルス政府対策指数)で、スウェーデンが日本を上回っている(厳格な政府対応)となっている理由を調べました。
2020年12月14日現在のデータは下図の通り。
12/14の指数は、次の通り。
- スウェーデン 71.3
- 日本 53.7
スウェーデンが日本より厳格なのは、次の項目。
- C1 学校の閉鎖状況
- C4 集会イベントの制限状況
在宅要請は、スウェーデンの方が下回っています。ここが集団免疫戦略として報道される所以でしょうか。
しかし、移動制限に関して言えば、スウェーデンの方が厳しくコロナにあたってきたのがわかります。学校の閉鎖状況の推移はこちら。
日本も春に学校を閉鎖しましたが、スウェーデンの制限はその後一貫して上回っています。
集会の制限の推移は、こちら。
日本政府は、集会の制限をかけてなかったですかね。言われてみれば。
医療・検査関連では、日本の方が、厳しい政策を取っていますが、スウェーデンも決して「両手ぶらりん作戦」を取ったわけではなく、国民に不自由を強いながらも、経済とのバランスを図ってきたのではないでしょうか。周辺国が、頭ごなしに強力な制限に踏み切っている中、右へ倣えするのは簡単なことです。未だに、自分の頭で考えようとする姿に、むしろ、敬意さえ覚えます。
では。