米中摩擦がエスカレートしていますね。家族類型の視点から見てみました。
アメリカは、親子関係はフラットながら、兄弟間には格差を認める絶対核家族。親子ほどの年齢差があっても、ファーストネームで呼びかける。長男が家を継ぐわけでもなく、想像は、遺書で末娘が継ぐこともあります。
一方、中国は、真逆の共同体家族。親は権威的であり、子供の間の分配は平等です。
両社には基本的な価値観の相違があります。本来なら、これを客観視して、落とし所(お互い見ないことにするとか)を探るべきなのですが、「天安門事件は虐殺」とか、直接言及し始めたら、長引きそうです。
意外なのが、直系家族とはうまくいっていること。忘れてしまいがちですが、かつては、日独とは第二次世界大戦では死闘を繰り広げました。直系家族も、年長者の権威を認める社会で、米国とは価値観が異なるのですが、なぜか、トランプ政権下では、対話が進んでいますね。トランプ氏が、ドイツ系だからでしょうか。
そういえば、トランプ家は、どこか家父長的で、子供が親に対して、フランクに話をするという感じではありません。
年後半は、どうなることでしょうか。
では。