QS World Univeresity Ranking 2024

早稲田が200位以内に戻っていてくれました。

QS World University Rankings 2024
Explore QS World University Rankings® 2024 of 1400 institutions based on 8 key ranking indicators- academics, faculty/st...

対策に取り組んでいらっしゃる関係各位に感謝申し上げます。日本にいるとピンと来ないと思いますが、このランキングでビザが下りたり、下りなかったりする国もいます。大学職員のみなさんが、学生にできることのひとつとして、このランキングを上げて、学生が世界で活躍できるようにすることは、とても意義のあることだと思っております。

さて、点数の内訳は下図のとおりです。

  1. Academic Reputation
  2. Employer Reputation
  3. Faculty Student Ratio
  4. Citations per Faculty
  5. International Faculty Ratio
  6. International Students Ratio
  7. International Research Network
  8. Employment Outcome
  9. Sustainability

 東大がスコアを上げるのは簡単なことがわかりますね。教授を海外から招聘し、International Faculty Ratioを上げればいいだけです。学長がその気になれば、すぐにできることでしょう。

 しかし、母国語で高等教育を完結できることはすばらしいことなので、卑下することもないでしょう。英語圏では教授がひょいひょい移動できるので、東大を同じ土俵で比較するのはフェアではないと思います。北京大学の50点に負けない程度に改善できればと。

 早稲田は、Employer Reputation(雇用者からの評価)が高いですね。ま、卒業生が多ければ高くなってしまうので、過大評価は禁物です。

 Faculty Student Ratioは、23.7。改善してきたかと思っていましたが、慶応の58とは差があります。ベンチマークしてもらいたいですね。

 Citations per Facultyが低いのは、抜本的な改革が必要ですね。論文書かない教授は、考え直さないといけません。知識を伝えるだけなら、ChatGPTでできますので。

 International Faculty RatioとInternational Students Ratioが、この4校の中で高いのは、素晴らしいです。アジア・アフリカからもっと人材を採用してほしいところです。

 International Research Networkが低いのは、ぜひ、海外の稲門会を使ってください。卒業生のネットワークとしては、日本最強だと思います。地頭で勝負したら、東大に勝てないので、各国に駐在している卒業生経由で、海外の大学と共同研究するのが近道だと思いますが、いかがでしょうか。

 引き続い関心を持ち続けたいと思います。