大前研一 KADOKAWA 2017/2
大前さんの技術論。ひとつひとつの情報は、最先端というわけではありませんが、ビジネスとどうつなげたらいいか、全体像がわかるという意味で良書でした。
テクノロジー4.0とは、産業革命以降の4番目の技術フェーズ。
- 産業革命
- 大量生産
- インターネット
- 現在
その特徴は、以下の4点。
1:リアル(実体)経済
2:ボーダレス経済
3:インターネットによる見えない大陸
4:マルチプル
第2章は、FinTech。
国家がつくり出してきた「通貨」という概念も最終的にはいらなくなる、というのがFinTechの本質です。p.68
FinTech企業は、p.77の表。
- 家計簿
- Level Money (Capital One)
- Mint (Intuite)
- Digit
- 資産運用
- 証券仲介
Fintechを理解する4つの原理は、以下の通り。
- 価値あるものは何でも貨幣と置き換えて考えられる
- 価値は時間の関数である
- 通貨に依存しないスマホ経済
- 国家や金融機関に代わり、FinTechが信用を提供する
第3章は、位置情報ビジネス。現在は第3団塊。
- GPSの時代。PC中心。カーナビ
- ソーシャルメディアの連動。スマホ中心、Foursquare
- GPS以外の測定方法の拡大
この後、IoTもありますが、私のイメージが通じないほど、企業が変わっていますね。今は、全ての会社が、IT企業です。
では。