ソニー創業者の伝記。ソニー本は、お腹いっぱいなはずなのに、いまだに盛田さんを超える経営者が出てこない理由を探してしまいます。
Convinsing Power については、p.7。
ビジネスはシンプルでなきゃいけない。みんな理屈を言って複雑にする。だけど、納得しなければ人は動かないし、ついてこない。
オリジナリティについては、p.11
私らの歴史を見ると、非常に大きなイノベーションをして、世の中を変えた。社会に貢献した。そのシードはですね、みんなアメリカにあったんです。(中略)ところが、日本の産業人は世界中で一番強いような錯覚に陥っている。その錯覚をもう一度反省し、目を見開く必要があるのではないか。
盛田さんが作ったソニーの最大の賛辞は、クリステンセン教授の分析。
ソニーは1950年から1982年の間、途切れることなく12回にわたって破壊的な成長事業を生み出した。....しかしほとんどの企業にとって、破壊は多くても一度きりのできごとなのである。p.44
私がMBAで習ったPERT(Program Evaluationand Review Technique) も一蹴(p.198)。
1. 時間は競争優位に立つ唯一の条件である
2. お金は無限にあると考えよ
3. 人も人材も無限にあると考えよ
4. 制限条件に頼って発想するな。
5. 前例は打破すべきであり、従うことは恥
Topの役割はp.234
マネジメントの最大の要諦は、トラブルシューターであることだ。
そう、manageする人ですね。