ナギナタとマイク

松田聖子さんが、デビュー40周年なんだとか。

私は千葉の田舎の中学生でしたが、野球部の友達の下敷きが、聖子になり、クラスの女の子が聖子ちゃんカットになっていったことを思い出します。

その後も、彼女は、さまざまな論争を巻き起こしました。あの叩かれようは、今の若い人には、理解できないかもしれません。私も、どんどん変わっていく彼女の原動力が何なのかわかららず、時は過ぎていきました。

あるとき、彼女のプロフィールを見て、先祖が柳川藩につながる家系だと知りました。

 武家の娘

と思うと、なんだか、彼女の生き方が腑に落ちました。

40年を振り返ると、決断の速さが光ります。親に反対されて上京。郷ひろみから菅田将暉じゃなくて神田正輝。結婚、出産、復帰。渡米。再婚。(ああ切りがない)

豪腕プロデューサーでもいたのかなと思いますが、自身で決断していたのだなと今となるとわかります。アイドル時代のかわいさがあまりに強烈で、そんな風にはみえませんでしたが、薙刀(なぎなた)をマイクに持ち替え、芸能界という戦国時代を生き抜いてきたと思うと、納得してしまう私なのでした。