なるほど・ザ・通販

日本テレビの通販バラエティを見つけました。

なるほど・ザ・ワールドから30年。海外は、ハレではなくケの場所になりました(資料)。
「なるほど」が始まった1981年のUSD/JPYは220円。日本の一人あたりGDPも1万USD程度で、海外旅行はまだ縁遠い非日常(ハレ)な世界。

なるほど・ザ・ワールドは、その遠く(Tele) を見る(vision)番組でした。
一方、通販番組は、いまや、日常生活(ケ)そのもの。他国の通販番組をバラエティにできるのも、世界がフラットになったから。25年前にインドに行った時、おみやげ的なもの以外、日本で売れそうなものをまちなかで見つけることはできませんでした。それが、いまや、どこの国でも、スマホで、フェイスブックをチェックして、面白そうなYouTube を見る。日本のユニクロのズボンと、スペインZARAのシャツを着て、スタバに行く。お互いの国の通販番組を見て、楽しめるようになりました。

しかし、海外のものは、ネットで買えるのに、なぜテレビ通販?それは、たぶん、リーン・バックな状態で買い物ゴコロを刺激されたい視聴者がマスとしているからかと。テレビマンが、キュレーターになった時に、どんな可能性がるのか注目しております。