NHKスペシャル「長寿企業大国にっぽん」

バイアウト―企業買収 2007/6/18(月)のNスペを見ました。
 
 NHKスペシャル「長寿企業大国にっぽん」
 チャンネル :総合/デジタル総合
 放送日 :2007年 6月18日(月)
 放送時間 :(午後10:00?午後10:50

 作家の幸田真音さんをレポーターに迎え、伝統のある日本企業を分析していました。


 日本には社歴が200年を超える企業が3千社以上あり、オランダの200社、中国の9社に比べると、格段に多いのだそうです。アメリカは、国ができて、200年ちょっとですもんね。
老舗の強み―アンチエイジング企業に学べ! 番組では、金剛組、花王を取りあげていましたが、岐阜の(株)ナベヤの話がよかったです。1560年創業ですので、桶狭間の戦いがあった年ですね。寅さんシリーズで有名な柴又帝釈天の梵鐘(ぼんしょう)は、同社が作ったものだそうです。
 15代目岡本太右衛門(会長)が、家訓を解説してくれました。遊興や観光、政治に手を出すなというのは、よく聞きますが、婿養子をとるというのが、いいですね。違う血が入ることで、長期的な成長が実現するんですね。
 現社長も婿養子なのですが、工場の無人化に踏み切りますが、動かない。そこで、番頭さんが登場して増員を提言。工場は立ち直り、同社の業績も回復します。
 教訓はいろいろあると思いますが、同社の素晴らしいのは、突然変異を起こす仕組みを内部に持っていることだと思います。若い人に社長を任せて、思い切ってリスクをとらせる。そのリスクも会社がつぶれてしまうほどのリスクはとらない。投資がうまくいかないことがあっても、修正できる力を持っている。

これは、上場企業であっても、参考になることではないでしょうか。

では(^^)/^

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