2007/6/20 23:00- NHK SONGSでドリカムの回を観ました。未来予想図が映画になるんですね。未来予想図2007verisonをレコーディングするにあたって、中村さんが、オリジナルを超える難しさを語っていました。
こんなすごい曲を高校生の時に作ってしまった吉田美和の実力もビックリですが、20年経つまで、リメイクできなかったというのも、なるほどなぁと思いました。
オリジナルには、当時、制作にかかわっていたメンバーのパワーがこもっていて、簡単には超えられないのだそうです。悩んでいた中で、突破口となったのは、超える必要はない、いまの自分なりのバージョンにすればよいと思えたからだそうです。
企業経営にも、通じそうな言葉ですね。創業者の作ったものを超えようとすると、なかなかできないものです。
きみにしか聞こえないの誕生秘話も話してくれました。同名の映画『きみにしか聞こえない』主題歌を作っていたのですが、吉田さんに曲が降りてこなくて、中村さんが曲を作って、これでいこうとレコーディングが完成した翌朝に、吉田さんのに曲が降りてきたんだそうです。
これは、企業でいうと、経営会議で車のデザインが決まった翌朝に、デザイナーがヒラメいたというとこでしょうか。中村さんが偉いのは、そこで、吉田さんの曲をあっさり採用するとこですね。普通、所定の手続きを経てみんなが合意したものを覆すには、相当なエネルギーが必要なのですが、アーティストの才能を尊重してしまう軽さ。
一般企業も、クリエイティブな方向に舵を切るのであれば、レコード会社のマネジメントに学ぶところがあると思います。
では(^^)/^