『任天堂復活が示す、日本企業の未来図』
中央公論 2007年3月号 p.30-
私は、岩田聡から日本企業社会の15年後の希望が見えると、心から思うのだ。
というだけあって、かなりの入れ込みで、
社長就任から「Wii」発売に至る一覧の経営執行は見事の一語に尽きる。スティーブ・ジョブズ(アップル)の才能にため息をつく前に岩田聡を見よ、と私は思う。
のだそうです。
岩田さんの経歴(東工大→ベンチャー創業→和議)もスゴいですが、その上をいくのが、任天堂の山内さんですね。任天堂にスカウトして2年で、32才下の男を社長に指名したんですから。
思えば、昔は、「出向」という形で、これに似たキャリアを積んでで来たわけですね。業績が傾いた子会社に放り込むことで、その人の経営力を高めてくれていました。
リストラ時代に入って、そういう余裕がなくなり、自分でリスクを取って、経験を積む必要が出て気ました。
15年後の日本企業社会をカが得るとき、新卒で「日本株式会社」的世界に進まなかった潜在能力の高い若者たちが、成功したり失敗したりしながらも密度の濃い人生を歩み、岩田のような人物に大きく成長して「日本株氏会社」に還流する姿を私たちは思い描くべきだ。
というのは、その通りかと。
『プレジデント』 2007/3/5 P.38 に岩田社長のインタビューが掲載されています。DSの発売日(2004/12/2)に店頭に行かずに、東北大学の川島隆太教授の元を訪れたんですね。トップの行動としては、ありえないものでしょうが、それが「脳トレ」を生んだんですね。S.Jobsが、レコード会社のトップに時期談判して回ったのを思い出しました。
では(^^)/^