月刊新潮6月号( P.154?)
「ウェブの進化と人間の変容」
なんでこの2人?と思うんですが、平野さんは、「ウェブ進化論」を読んで刺激を受け、梅田さんは「葬送」の中で、ドラクロワが、自分の絵が未来に残るためには自分より若い人たちが評価してくれなければんらない、と確信する場面に啓示を受けたんだそうです。
普段は、全く違うフィールドで活躍する二人が、インターネットについて、真正面から話をするところが非常に興味深いです。「ウェブ進化論」の中で、将棋の羽生名人が、ネットについて鋭い洞察をするのに似ています。
梅田さんのブログに対するコメント(p.155?156)は、以下の通りです。
「ブログは文章の推敲が足りなくても、少々誤字があってもいいから、リアルタイム性と勢いが必要」
「考えを一つの構造にまとめるメディアはやはり本しかない」
「知の創出がなされたこと以上に、自分が人間として成長できたという実感がある」
平野さんのコメントでは、以下のくだりが印象に残りました。
「日本の社会がますます仮面性を強化され、ヘンに従順に「場の空気を読める」人間だけが仕事においても友人関係においても重宝されていく。その過剰分をネット世界の主体が引き受けてくれるとなると、社会を変えようという意志の凝縮力も希薄になるのではないか」p.162
梅田さんは、以下のように締めくくっています。
「検索で引っかかってくる内容の充実というのは、次の10年のトレンドだと思うんです。最初の10年は、それが理系のところでい起きたかもしれないけれども、次の10年というのは文型のほうまでその波が及んでいきます」p.164
7月号での後編が楽しみです。
では(^^)/^
【参考】江島さんのブログ(2006/5/10)
「新潮6月号の梅田望夫×平野啓一郎の対談を読んで」
(平野さん本人がコメントしています。)