エンタメ・クリエイティブ産業戦略の中間とりまとめ案を読みました。ソニーだけでなく、経産省もコンテンツシフトをしているのは素晴らしいと思いました。さらに家族システムのフィットも考慮すればさらに良くなると思います。

輸出産業として比較対象になっている自動車、鉄鋼、半導体などは、直系家族文化と合っています。韓国、ドイツ、台湾などが競合であり、彼らも直系家族です。上意下達で役所が旗振りをすれば、そのまま輸出につながるところもあるでしょう。
一方、コンテンツ産業は、必ずしも直系家族のノリが通じません。スタジオに行って、「お前ら髪の毛が長いな。切ってこいと」か上から言ったら、その場で終わってしまいます。アーティストやクリエイターの好むのは、絶対核家族的な世界でしょう。ぜひ、ソニーなどの会社に学んでほしいと思います。
ソニーは、広報がうますぎて、誤解されてますが、製造部門(エレキ)は、直系家族的に文化です。採用は研究室ごとだったりしますし、工場の管理も他社と大きく違いません。
驚くのは、ソニーミュージックやソニー・ピクチャーズなどを同じグループに持ち、話が通じていることです。一朝一夕に真似はできないですが、本社を親会社と離す。レーベルをたくさん作って、トップを若手に任せるなど、擬似的に失敗を数多くできるような仕組みは参考になると思います。
では。