オランダの経済成長率が発表されました。第２四半期は、前期比-8.5%でした。他の近隣国に比べるとまだ、頑張った方ではないでしょうか。
横軸に人口100万人当たりのCOVIT-19死者数（Speedometer)。縦軸に、2002年第２四半期のGDP成長率(実質、前期比）を取ってみました。
COVID-19の抑制に成功した国は、経済への打撃もそれなりに抑制できています。まず、公衆衛生を優先して、その後、経済を考えるというのは、正しいアプローチだったと思います。
ただ、ポルトガルが、意外にヤラれてますね。観光や飲食業の比率が高い国は、周辺国の感染度合いに影響されたのかもしれません。
イタリアは、あれだけ報道されたにしては、経済の落ち込みは限定的でした。むしろ、イギリス、スペインの落ち込みに驚きます。政治的なコストを最も払ったのは、この２つの国でしょう。
スウェーデンは、集団免疫戦略が批判されていますが、経済のダメージを押さえることには成功しました。もうちょっと、長い期間で検証されるべきものなのでしょう。
オランダは、死者数を押さえることはできませんでしたが、経済へのダメージは、比較的抑えたと思います。在宅勤務や、学校の対応など、いろいろ迷走しながらも、大筋では間違えませんでした。民主主義の良さを感じた半年と言えます。
また、イギリスが、フランス、スペインからの旅行客に検疫を復活させました。長い戦いになりそうです。
では。
