アジア時代のパートナー選び

シンガポール駐在の夫婦は、「国際」結婚されている方が多い。奥様と話をしていると、外国語教育を考えて結婚したのかなと思う時がある。彼と結婚したら、こんな子供ができて、こんな家庭になるだろうと思い描くときに、マルチリンガルな教育環境を想定しているという。私が中国語を教えるので、彼が英語を教えるというケース。

1945年に20歳になった日本人女性にとって、アメリカ人と結婚することは、豊かな生活に直結するものだったに違いない。日本は戦争に負け、物資はなかった。アメリカは世界のGDPの半分を占め、圧倒的に豊かだった。
その娘世代が、結婚を意識し始める1965年ごろ、日本の一人あたりGDPは、919USD。アメリカは3827USD。まだ、格差は10倍あった。

しかし、彼女たちにとって、経済的な豊かさだけを見た結果論的だが、日本人と結婚することは悪くない選択だった。彼女たちの娘が成人する1980年台には、円高ということもあって、一人あたりGDPはアメリカにおいついている。外国語教育を特に考え無くても、それなりにみんな豊かになれた。
ところが、そのまた娘の世代の2005年ごろあたりから、世界はフラット化する。先進国のGDPの世界シェアは50%を割り、変わってアジア諸国が伸びてきた。

Source: Financial Times
http://www.ft.com/intl/cms/s/2/4a915716-39dc-11e5-8613-07d16aad2152.html#axzz3hoGHtShO


日本で真面目に働いても、母の世代のような充実感を味わえなくなってきた。
一方、英語と中国語は自由に操る人たちは、このアジアの時代を謳歌している。ヨーロッパや、オーストラリアからシンガポールに移住する人。インドネシアに転勤する人。ワシントンに引っ越していく人。様々な就職の機会が彼らに訪れて、家族に新しい生活が始まる。
日本人も子供の教育には熱心だが、結婚相手に求める項目の中に、外国語が入ってくるのは、いつになるだろうか。

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