
英エコノミスト(2025/5/3)が、2025年の経済見通しを掲載していました。GDP成長率の見込みは、下図のとおりです。
トランプ関税の影響をどこまで織り込んでいるかは不明です。織り込んだところで、そもそも、本人がどのように着地するのかわかっていないと思うので、あまり深く考えても意味がなかろうかと。
横軸に直近の経済成長率、縦軸が2025年予測、バブルの大きさは、2024年のGDPです。バブルの中心が、対角線より下にある国は、足元の経済成長率よりも、2025年の予測が下がると言えます。
たとえば日本は、2025/1Qの経済成長率が1.1%なのに、2025年の見込みが0.4%と0.7%ポイント低下しています。
今回取り上げた国で、経済成長率が最も落ち込むのがカナダでした。3.0%ポイントも落ち込み、プラス成長が景気後退へ。カナダ新首相のホワイトハウス訪問は、楽しいものではなかったと思いますが、影響の大きさから言えば、我慢するしかなかったですね。

メキシコも落ち込みますが、カナダほどではありません。
実は、カナダの次に影響が大きいのはアメリカ自身です。2.6%ポイント下がって景気後退の予測。あまりに犠牲が大きいですね。
中国も減速しますが、1.0%低下の予想。同国の統計が信頼できるかは別にしてですが。
インドが影響を受けずに高度成長を続ける予想になっています。実はアメリカとデカップリングしているのがよくわかります。モノの貿易というよりか、ITなどのサービスで稼いでいるからでしょうか。
EUがほとんど影響受けない予想ですね。ホントかなと思いつつ、スペインが最近好調なのです。
ドイツは、足元はマイナス成長なのですが、0.5%ポイントも回復する予想ですね。アメリカの貿易黒字が大きいのはドイツなのでEU全体に関税かけられたら、一番打撃を受けそうですが、景気がよくなるとの予測。軍事費の軛が解かれ、積極財政にかじを切った効果が、輸出のダメージを上回るということなのでしょうか。