独情報機関が、最大野党AfDを右翼過激派に指定しました。

米ヴァンス副大統領が、ドイツを批判しました。
家族類型から背景を整理してみます。
こちらは、米国人の祖先をマッピングしたものです。ドイツが広く分布しているに驚くのではないでしょうか。


よって、米国がドイツを叩くのは、「第1次、第2次世界大戦を通じて、敵だったから」では単純に片付けられません。鋭い人は、デトロイトを中心とする米国のモノづくりは、やっぱり、直系家族のドイツ人が貢献したのがわかるでしょう。
ヴァンス副大統領の出身地である「ヒルビリー」あたりは、「American」とあります。これは、何代もアメリカに住み続けていて、祖先がもはや「アメリカ人」と認識している人です。多くはUnited Kingdom を祖先に持ちます。あれ、絶対核家族じゃん?と思うかもしれませんが、直系家族のスコットランド、アイルランドからの移民を先祖に持つ人なのですね。
さらに鋭い人は、絶対核家族のイングランド、オランダは、海(湖)沿いに多いのに気づくでしょう。親と同居せず、世界中に散らばる絶対核家族は、飛行機ができる前は船で移動しやすいところに住んだのでしょう。ニューヨークの前がニュー・アムステルダムだったのは象徴的です。
直系家族は、排他的です。そもそも地のつながった家族の中でも長男を優先するような人たちです。移民政策が厳しいのは当然の帰結です。
ドイツも、ホロコーストをやるほど排他的だったのですが、2回も戦争に負けて、連合国の核家族的な価値観を受け入れました。日本人はGHQを思い出すだけで十分でしょう。
直系家族は、お父さんが変わらない限り、現状維持です。フジテレビを見ていればわかるでしょう。ドイツも、核家族に言われたとおり80年やってきたのです。
それが、突然、ワシントンが直系家族になり、戸惑っているのだと思います。
直系家族的な価値観からいえば、AfDの主張がしっくりくるはずです。アメリカは、1945年にドイツの排外主義を魔法のランプに閉じ込めたはずなのに、2025年に解き放ちました。ドイツも直系家族的な国に傾いていくでしょう。しかしそれは、AfDがオランダのように第一党になってからではないでしょうか。