
日本電産永守イズムの挑戦―すぐやる 必ずやる 出来るまでやる ☆☆☆☆ 日本経済新聞社 04/12
日本電産 永守社長を日経が取材した本。
企業再建のスペシャリストとして有名な社長ですが、その生い立ちや、実際の再建の模様をカバーしており参考になります。
ライブドア騒動以後、企業買収に対する関心が高まりましたが、製造業で20件以上の企業買収を手がけてきた永守さんの行動に改めて注目があたってよいと思います。会社は、経営者で変わるものだなと改めて思いますね。
面白いのが、今は、一騎当千の永守社長ですけど、立ち上げ期の受注には、苦労してるんですね(p.212)。最初にまとまった注文をくれたのが、ミネソタの「3M」とだったそうです。創業5ヶ月目ぐらいで、系列に縛られて、どこも注文をくれなかったときに、アメリカに飛んで注文を取ってくるんですね。
「山科精器のころにベル&ハウエルやRCAという会社との取引がありまして、そこがテープレコーダー関係の事業をやっていたんですね。そういった関係で山科精器のころに3Mという会社をみつけ、ある程度の付き合いをしていたんです。(中略)3Mのリー・パスターさんという方に出会って、突破口が開けたのです。日本電産の恩人の一人だと思います」
アメリカにわたる永守さんも立派ですが、創業5ヶ月目の日本電産に発注する3Mもなかなかの会社だと思いました。