日本に帰国して最高だと実感するのが床屋です。技量は世界最高水準。料金も$12からとあって、コスパも世界最高の国の一つでしょう。私は、さっぱりすればよいだけの男なので、座るだけで、細かな指示をしなくても完了します。こんなことは他の国では起こりません。
私は、230都市を旅する間に、できるだけ床屋に行くようにしていました。タクシーや床屋は現地の情報がよく入るのです。仕上がりはめちゃくちゃなのですが、いくつか見えてきたものがあります。

- 直系家族
韓国、台湾といった直系家族の国では技量が高いです。私は、床屋の技術が高い国は、自動車などの精密な組み立てが得意な傾向にあると考えています。
ただし、ドイツやイギリスなどでは、低価格な床屋は移民の職となることが多く、この相関が必ずしも当てはまらなくなっています。 - 突然の事態への対応
私の髪をめちゃくちゃにするのは、欧米の床屋です。これは原因があきらかで、私の髪が硬すぎて、いつものようにカットすると、翌朝、ハリネズミのように爆発してしまうのです。いつものラインに異物が流れてきた時に、とっさにどう対処するのかがわかるのですが、欧米はおしなべて駄目ですね。 - 意外な国
期待していなかったのに腕が良かったのがイランです。細密画の伝統があるからでしょうか。最近、ミサイルやドローンなどの精密兵器を造っているようですが、私の仮説(手先の器用さと工業力の相関)を裏付ける事例と言えます。
あと、ハンガリーが東欧なのに良かったですね。これは理由があって、私を担当したのが、中央アジア系の男性だったからです。聞けば、ロシア人はハンガリーの労働ビザが取りやすいのだとか。もし、彼のような手先の器用な中央アジア系の人材を雇用できるのであれば、ハンガリーに工場を造るのは悪くないと思いました。