2010年レビュー
経済
昨年のごあいさつでは、「アジアに拠点を作ってある企業には希望の光が指すが、国内でじっとしている企業の淘汰は進む」と申し上げましたが、そういう年になりました。
シンガポールに行けば、中心街は人だらけ。港はコンテナ船が行列を作っていました。
ウラジオストックに行けば、いたるところで道路が掘り返され、真夜中に瓦礫を積んだダンプが道路を走っていました。
一方、日本のヒット商品番付をみると、スマートフォンが売れた年であったのがわかりますが、その主役は、Apple、HTC、Samsungといった外国勢でした。
日本の高度経済成長期は、昇りのエスカレーターを全力で駆け上がっていました。現在は下りのエスカレーターでなんとかその位置に留まっているのだと思います。
仕事
昨年の挨拶では、「直系家族社会での起業」がテーマと申しましたが、そういう年になりました。磯崎さんの「起業のファイナンス」がベストセラーになるなど、起業に関する機運は変わりつつありますが、直系家族社会ならではの起業の答えをまだ模索している状況です。
そんな中で、久々に海外に行けたのは収穫でした。日本は再び海外から学ぶ時期なのだと自分でも思いました。
個人
家族ともインドネシアに行ったり、キャンプに行ったりして、充実した一年を過ごすことができました。
2011年
経済
日本経済は「直系家族の罠」から抜け出せないと考えています。海外展開している企業の業績は持ち直しますが、財政は極めて厳しい局面に立つのではないでしょうか。”THE BIG SHORT“を読みましたが、日本国債に対して、同じことが起こるのではないでしょうか。
仕事
タブレットPCが普及し、ワイヤレスな環境が定着。電子書籍で様々なサービスが出てくるでしょう。意外にキーボードが売れるかもしれません。NFCに注目しています。ただ、IT分野で日本発の画期的なサービスが出てくるか自信なし。むしろ、昔からあるもので、富裕層に販売できるものを探そうと思っています。
個人
今年は、健康を改めて考えていこうと思っています。
2011年も、よろしくお願いします。