先日、高齢化速度と株価純資産倍率(PBR)について調べました。
アメリカのPBRが高いのは予想通り。アップルとかテスラとかありますので。
アイルランドのPBRが高いのも、なんとなくわかりました。法人税率が12.5%と低く、多国籍企業が、拠点を置いているからですね。時価総額トップは、アクセンチュアでした。
では、デンマークはどうでしょうか。法人税は22%とそれほど低くないです。
高齢化率(65歳以上÷15~64歳)は、31.5%ですね。しかも高齢化速度が遅い。
勝手なイメージで、デンマークも高齢化なんだろうと思っていたら、日本よりも高齢化のスピードをコントロールしていました。
両国の合計特殊出生率を比べると、デンマークの努力がわかります。
具体的な施策は、JETROにレポートがありました。
- 「少子化現象に歯止め」(2000)
ただ、高齢化速度とPBRの回帰直線が示すのは、PBR3倍ぐらい。4.2倍との差、1.2ポイントは何でしょうか。時価総額の大きい企業は、こちら。
Largest companies in Denmark by market capitalization
List of the largest companies in Denmark by market capitalization, all rankings are updated daily.
首位は、ノボノルディスク。PBR20倍越えてますね。ヘルスケアに傾斜しているのが高PBRの原因のようですね。
武田薬品のPBRは1割れてますね(涙)
ESG経営で際立つエーザイ。市場評価は純資産の約4倍、財務諸表に現れない価値の凄み
世界的に話題の「ESG」。実はこの分野で、先進的な取り組みをしているのがエーザイです。どこがそれほどすごいのか、ESGの課題に取り組むことで経営にどんなメリットがあるのか。ファイナンスの専門家・村上茂久さんが分析します。
少子化対策とヘルケアというのは、日本の今後に役立つ教訓だと思いました。
では。