中国は高齢化に耐えれるのか

 先日の高齢化スピードの分析で、中国が急速に高齢化することがわかりました。

中国が米国を超える大国にはなれない理由、根底から揺らぎ始めた中国社会 変革の動きが一切封じられる共産主義体制の限界 | JBpress (ジェイビープレス)
(川島 博之:ベトナム・ビングループ、Martial Research & Management 主席経済顧問) 中国の人口は本年(2022年)にも減少に転じるとされるが、その詳細に(1/5)

このスピードに耐えられるのかなと、マーサーの年金指標を調べてみました。結論としては、「日本に心配されたくない」ということでした。

 上位3カ国が80点以上のAランク。オランダは首位からは落ちましたが、Aランク維持しています。年金支払開始が毎年上がっていっていますが(現在66歳)、VAT21%ですし、しっかり運用してますので、納得の格付けです。

 一方、日本は、50点未満でDランク。日本政府によれば100年安心とのことですが、マーサーの評価はインドネシアより下。

 興味深いのは、直系家族3兄弟の日本、韓国、台湾がそろって低いこと。年老いた親の面倒は長男がみるという伝統が影響しているのでしょうか。

 絶対核家族のデンマーク、オランダが、18歳になったら独立し、その後自己責任という考えで貫徹しているのとは対照的です。

 中国ですが、2021年の評価ではCランクですね。私は、そもそも、14億人の名前を把握しているのかすら怪しんでいましたが、人工知能の発達で把握できたのでしょうか。芝麻信用でお行儀も改善し、年金では日本より安心になっていたとしたら、ちょっと考え込みますね。

 中国は、日本と違って(大)家族の繋がりが強い(強すぎる?)ので、これぐらいカバーしておけば、なんとかなるのかもしれません。

では。