【本】スタンフォード式最高の睡眠

スタンフォード式最高の睡眠

西野精治 サンマーク出版 2017/2
スタンフォード大学の研究者による睡眠科学の報告書。眠りはここまで研究されていたのかと驚きます。ビジネス・パーソン対象に実践的に書かれており、読みやすかったです。

まず新鮮だったのが、「睡眠負債」 NHKスペシャルでも取り上げたようですね。睡眠不足はその場限りの問題ではなく、累積していくというコンセプト。挽回にも、時間がかかります。

次が、「黄金の90分」 よく、眠りのサイクルが一時間半とかいう話は聞きますが、入眠直後の睡眠の質を高めると、より深い眠りが得られるのだとか。就寝2時間前の入浴。就寝前には手足を冷やさないようにしつつも、寝る時には手足を放熱するなど。

毎日、同じ時間に寝て、同じ時間に起きるのが理想。その日のうちに寝ればなおよし。

一部のショートスリーパーを除けば、6時間以上は眠るべし。

睡眠時間を削って仕事をしなければならないときは、まず90分間寝るというのも手。

逆に、人間には、「睡眠禁止ゾーン」がある。就寝時刻の2時間前は、脳が眠りを拒否する。
翌朝早く起きなければならない時には、むしろ、いつもどおり寝て、睡眠時間を削った方が質が確保できる可能性が高い。

1日にずらせる時間は1時間(p.163) なので、8時間の時差を調整するには8日かかる。

寝覚めは、朝起きたら太陽光を浴びる。朝食はしっかり食べる。汁物は体温を上げる。

体力が落ちてきているので、こういうことにも気を配らなければならなくなりました。

では。