大前研一 プレジデント社 2016/11
大前さんの論考集。個人的には、No.5の食品業界の分析が響きました。和食ブームとはいいながら、合従連衡の並に乗れてないのは、事実ですね。
No.7では、東芝を分析。怨念を残すような選択と集中が東芝の不正会計を生んだとしています。企業文化論として、興味深かったです。
No.16 トランプ旋風については、富の偏在への無策に原因を求めています。ま、そうなんでしょうけど、
「今、世界で何が起きているか、政治家も有権者もわかっていない。そんな状況で、民主主義がまともに機能するはずがない」(ユヴァル・ノア・ハラリ)
という論考の方が、説得力ありますね。
では。