【本】トヨトミの野望

トヨトミの野望

梶山 三郎   講談社 2016/10

住友銀行秘史とは、また、違った読後感の悪さがありました。小説としたみた場合、ストリーの展開、登場人物の描き方、美しい日本語などの点で、コンビニ人間に劣ります。経営書として読んだ場合、学べる教訓は、非常に少ないです。経済小説として読んだ場合、自動車産業について、理解が深まったと言われると、それほどでもありません。

本書のメリットは、豊田家のトリビアに詳しくなることです。トヨタの関連会社、部品メーカー、取り引き金融機関の新人には役にたつでしょう。

本当のことを伝えたかったら、小説を書くしかない

とのとですが、それは条件があり、「ジェフリー・アーチャークラスの力がある場合」なのだと思います。

では。

【参考】
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50011