行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)
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友野 典男
光文社
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これまで、行動経済学関係の本をご紹介してきましたが、その教科書とも言える本です。
最初から読むというよりか、各節で説明されている概念を個別に理解するような読み方がよろしいかと。
- ダニエル・カーネマン(Daniel Kahneman)
行動ファイナンス理論とプロスペクト理論で有名なアメリカ行動経済学者。 ノーベル経済学賞受賞。 - プロスペクト理論
得の領域では低い確率を高く見積もり、損の領域では高い確率を低く見積もることで、損失を利益より過大に見積もってしまう人間の行動パターン。
- ヒューリスティクス(heuristic)
必ず正しい答えが導けるわけではないが、ある程度のレベルで正解に近い解を得ることが出来る方法 - フレーミング効果
同一の選択肢であっても、選択者の心的構成(フレーミング)が異なると、意思決定が異なってくる効果のこと。 - 時間選好
ダイエットは明日から。 - 社会的選好
「世間様」が行動に与える影響
などなど、People Watching そのものですね。
では。