日本マクドナルド「挑戦と変革」の経営 2022 日本マクドナルド 東洋経済新報社
社史であり経営書としても読めます。米国企業が日本でどのように経営を現地化したかという視点で読みました。
米国と変わらない筆頭に挙げられるのはValue。お客様第一主義。QSC&V (Quality、Service、Cleanliness & Value)は日本でも徹底されています。
初代、藤田社長が郊外店ではなく駅前店から全国展開していった話は有名ですが、その他にもドライブスルー、バリューセット、デリバリーなど様々なサービスを生み出したのがわかりました。
ポジショニングも、ハイエンドからローエンドへ変わりましたね。一時帰国した時に、いろんな喫茶店で仕事するのですが、あんなに安くて冷房の聞いているお店はないです。
権限委譲を進めたのは意外でした。世界のどこに行っても同じサービス。言語がわからなくても、店員が何を言っているのかわかる、印象が強かったからです。
9月は月見バーガー、月見シェイクとかを打ち出していましたね。ちゃんとマーケティングが噛み合っているのは流石だと思いました。
飲食店を経営するなら、手に取りたい本です。