海外にホームステイが決まったら、気をつけたいことをメモします。
全体
なんといっても、「トラブルを楽しむ」という心がけが一番大切だと思います。気候も、言葉も、文化も違うところにいって、何も起こらない方がおかしい。あれこれぶつかることで、初めて日本の文化がわかるわけで、それヘコむのではなく、楽しむというのが大切だと思います。
出発前
準備
事前の勉強とか、発音の練習以前に、体力が一番です。外国では、ただ、生きているだけで疲れてしまいます。普段から運動をして体力をつけてましょう。また、海外に行ってからは、話すだけで疲れてしまうのですが、できれば、身体も動かしましょう。先方で、外出するようなイベントがあれば参加して、頭だけでなく、身体も疲れさせてしまって、グッスリ寝るのが、急速充電するコツです。
英語の勉強については、こちらを参照してください。
パソコン・ネット
先方のインターネットの環境は確認しておきましょう。だいたいのスクールでは、ネットにつながったパソコンがあるはずです。日本語が使えるようであれば、なおよしです。
先方につくと、日本のことをよく聞かれるのですが、これが答えられません。「日本人はなんで鯨食べるんだ」といわれて説明するには、日本語のホームページを検索するのが早いです。
Skypeのアカウントは、とっておきましょう。突然病気になったときなどは、自宅と連絡を取る必要があります。自宅のPCも設定しておけば、無料で電話できます。
本
本は重いので、あんまり持っていけないのですが、日本のガイドブックを持っていくと、重宝することがあります。Lonely Planet Japan は、日本の文化や、経済についてコンパクトに英語で説明しているので、助かります。
おみやげ
相手の家族構成をきいて、お土産を用意しておきましょう。子供がいれば、日本のアニメ関係のものは喜ばれますね。日本に関心のある家族であれば、日本の写真集なんかいいですね。英語で解説があれば、自分で説明する必要がありません。
もし、料理ができるのであれば、英語の料理本を持っていきましょう。お好み焼きってなに?といわれても、英語で説明するのは、非常に難しいのですが、写真と英語の解説があれば、すぐに理解してもらえます。(Japanese Home-Style Cooking)
証明写真を撮ることがあれば、ニッコリ笑ったものにしましょう。特にアメリカでは、歯を出して笑うのが普通です。
到着
私は世界50カ国を歩いてきましたが、何とか生きて帰ってきました。言葉は通じなくても、とりあえず会話はできます。最初は、英語で何言われているのか、ぜんぜんわからないでしょう。でも、どこの国の人でも同じような生活をしています。たとえば、マクドナルドに行ったら、「いらっしゃいませ」と言われ、注文はどうしますか、お持ち帰りですか、料金は?という流れは変わりません。
とはいえ、言葉が通じないと、回りの人に迷惑をかけてしまいます。それは、別の方法で、挽回しましょう。他の人が面倒くさがってやらないことを、進んでやるのです。以前、旅先であった料理人の人が、イタリアでの修行のことを話してくれました。イタリア語もわからない日本人に、進んで、料理の秘密を教える先輩はいません。彼は、板場の掃除を徹底的にやったそうです。ナベは、新品かと思うほど磨き上げたのでした。すると、ひとり、ふたりと料理のコツを教えてくれるようになったそうです。決められたことを、徹底的にやるのは、日本人が得意するところなので、ぜひマネしてみましょう。
スポーツ・アナロジ-
最初は、発音もそうですが、コミュニケーションの違いに戸惑うと思います。人種ごとのコミュニケーションをスポーツに例えた話が、参考になりました。アメリカ人は、バスケットボールです。ボールを持っている(話をしている)のは一人で、次に話すためには、手を挙げてパスをもらわなければなりません。話をするときにも、ロジカルに話す(ドリブルをする)必要があります。基本的に会話が途切れる(沈黙)ということはありません。
ラテンは、ラグビーです。ひとつのボールに複数の人が飛び掛って話をします。複数の人が同時に話すということも、話があちこちに転んでも、失礼に当たりません。
東洋人は、ボーリングです。話す順番は、ゲームが始まるまでに決まっていて、自分の順番が着たら話します。
なので、英語圏に行ったら、バスケットをしなければなりません。発音がよくても、ボーリングのままでは、ギクシャクした会話になってしまうのです。
いろいろ書きましたが、こうしたことをヒックルめて貴重な体験になると思うので、ぜひ、がんばってください。
では。