イングランドの選択の結果が出ました。市場の反応を見る限り、イングランドに経済的なメリットはなさそうです。なぜ、そんな選択をしたのかといえば、「価値観の違い」ということになりましょうか。
家族類型で説明するならば、EUというのは、平等核家族であるフランスが始めたはずでした。彼らは、異民族支配が得意なので、こういう国際機関をうまくやってくれるはずでした。しかし、気づくと、EUは直系家族の支配に。権威主義的で、多民族の扱いが下手な彼らの力が増すと、絶対核家族はゲンナリ。なにせ、自由が一番だから。オランダも似たメンタリティながらも、さすがに大陸にあるので、離脱は言い出せないのでしょう。
イングランドが抜けることで、真面目人間(直系家族)vs借金返さない(平等核家族)という2項対立になってくるのではないでしょうか。
興味深いのは、スコットランドが直系家族だということ。
EU referendum: The result in maps and charts
How did the Leave camp clinch victory in the referendum on the UK's membership of the EU after what was a very closely f...
イングランドはEUから離脱したのに、スコットランドの離脱は認めないの?と言われると、ちょっとキツイ。そのスコットランドは、直系家族なノリは、嫌いではないので、イングランドから離脱して、EUに復帰とかなると、家族類型恐るべしとなりますね。
多国籍企業の教訓は何でしょうか。直系家族が世界展開するときに、本社のノリを絶対核家族に押し付けないこと。うまく平等核家族の幹部を登用して、全体のバランスをとることです。
では。